近年、終活という言葉がブームになっています。自らの最期をどうして欲しいのか、事前に決めておくケースもあれば子どもや孫にあらかじめ頼んでおくこともあります。言葉だけを見ると暗いイメージがありますが、あくまでも前向きに死を考える定義ではないでしょうか。自治体や葬儀社が主催する終活フェアには、毎回たくさんの来場者があるようです。中でも人気を集めているのが、遺影写真の事前撮影会ではないでしょうか。プロのカメラマンが撮影してくれるのはもちろんですが、明るい雰囲気なので笑顔のベストショットが撮れると評判です。
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葬式をする時は式場に祭壇があり個性的なデザインのため、選ぶ際には経営する会社のスタッフと相談して決めると効果的です。式場は様々な設備があるため故人を偲べるように内容を比較し、参列者の数に合わせて予約を確保すると段取りを決めやすくて安心できます。料金は広さに応じて高くなる傾向があり、見積もりをしてから最適な内容を探すと金銭計画を立てやすくて便利です。式場を利用する時は定められた規則の内容を確認し、参列者に案内をしやすくすると告知でき周囲に迷惑がかからないように使う必要があります。
葬儀の後出される食事は通夜の場合は通夜振る舞い、初七日の後の場合には精進落としといわれていますが、主な特徴として、出汁から食材に至るすべての部分で動物系たんぱく質を使っていない事です。昨今では繰り上げ葬儀として、葬式の時に初七日の法要を一緒に済ませてしまう場合も少なくないため、葬式の後に精進落としを出す場合もあります。古来、亡くなった方の遺族は四十九日まで、動物系たんぱく質を口にしてはいけないとされていました。
葬式を行うにはたくさんのお金がかかります。一般葬の場合だと参列者の数次第で大幅に異なりますが、平均相場としては200万円を超えてしまいます。これだけのお金がかかるとなると、大半の家庭ではその費用を一括して貯金から引きずりだして支払うことは大変な痛手となります。そこで日本ではこの苦しい事情をみんなで救う方法として香典という習慣が生まれました。この習慣では何万円または何千円を黒い帯に包まれた封筒に入れて持参します。