わかる!麻緒の葬式解説ブログ

2017年04月30日

失敗しない遺影の選び方に関して

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

近年、終活という言葉がブームになっています。自らの最期をどうして欲しいのか、事前に決めておくケースもあれば子どもや孫にあらかじめ頼んでおくこともあります。言葉だけを見ると暗いイメージがありますが、あくまでも前向きに死を考える定義ではないでしょうか。

自治体や葬儀社が主催する終活フェアには、毎回たくさんの来場者があるようです。中でも人気を集めているのが、遺影写真の事前撮影会ではないでしょうか。プロのカメラマンが撮影してくれるのはもちろんですが、明るい雰囲気なので笑顔のベストショットが撮れると評判です。

縁起が悪いと敬遠する声もありますが、実は誰かが亡くなると一番慌ててしまうのが遺影の選定だと言われています。通夜とお葬式の前には決めておかねばなりませんが、バタバタとしていて納得のいかない写真を選んでしまうことは多いと聞きます。免許証やパスポートの写真は表情が強張ってしまいますし、参列者の印象が悪くなってしまいます。旅行や同窓会などの集合写真であっても、何十倍にも引き伸ばしをするので、遺影写真の質としては落ちてしまうのが当然です。

大切な人が亡くなってからずっと使い続ける遺影だからこそ、ちゃんと撮影しておきたいと願うのが当然ではないでしょうか。日本人の平均寿命は世界一ですが、誰しも若い頃の自分を残しておきたいと願っているのではないでしょうか。とびきりのオシャレとお化粧を施して、遺影撮影に望む中高年が増えているようです。

終活フェアの場合は、先着順で無料になるケースが多いようです。早朝から順番待ちをしている方も多いですし、人気のコーナーになっているようです。無論、デジタルカメラやスマホの中から御気に入りの一枚を選んで、家族に託しておくのも良いのではないでしょうか。

地元のカメラ店が衰退していると言われていますが、遺影は新境地を開くきっかけになるのではないでしょうか。死を悲観的に捉えるのではなく、前向きに捉えることで遺影のイメージも変わるのではないでしょうか。高齢化社会になっていて、葬儀・告別式の様式もどんどん変化を遂げています。

かしこまった遺影である必要はありませんし、最高の一枚を参列者に見てもらうことが一番の供養になるのではないでしょうか。カラーか白黒か、そしてサイズによっても料金は異なります。なるべく元気なうちに、決められることは決めておくべきではないでしょうか。不安が軽減されることが、長生きをする秘訣ではないでしょうか。

[人気サイト]
HOTな情報が満載!葬儀関してのサイトといえば【葬儀エレガンス】公式SITE
www.sougi-elegance.net
>> web