わかる!麻緒の葬式解説ブログ

2017年04月16日

葬儀の時に出す料理は地域や繰り上げ法要によって

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葬儀の後出される食事は通夜の場合は通夜振る舞い、初七日の後の場合には精進落としといわれていますが、主な特徴として、出汁から食材に至るすべての部分で動物系たんぱく質を使っていない事です。昨今では繰り上げ葬儀として、葬式の時に初七日の法要を一緒に済ませてしまう場合も少なくないため、葬式の後に精進落としを出す場合もあります。

古来、亡くなった方の遺族は四十九日まで、動物系たんぱく質を口にしてはいけないとされていました。しかし昨今では精進落としの時に肉や魚を出す地域も増えています。地域によっては繰り上げ葬儀を行う事は一般的とされているため、精進落としを葬儀の後に出すのは普通となっている為、葬儀を行う前に確認しましょう。

なお、出席者によってはアレルギーを持っている可能性やお酒を飲めない場合もあるため、ソフトドリンクやアレルギーとなる成分を出さないように業者に依頼する事も必要です。軽食の場合には助六寿司と呼ばれるシンプルなお寿司を出す場合もありますが、精進落としの場合には大皿で出す事が多いといわれています。ただし地域によっては仕出し弁当で小分けになっていることもあるため、地域ごとの風習を確認しましょう。葬儀に出席する可能性のある人数分出す事が一般的であるため、人数分よりも想定外の人が出席する可能性を考えて多少余裕を持って注文していることもあります。料理を出す場所によっても皿や配置を考えて出す事が重要です。